◆◆真空ガラス「スペーシア」とは◆◆
「スペーシア」は日本板硝子が開発した世界初の真空ガラスのペアガラスのことで、エコガラスの一つです。ガラスとガラスの間の空気層がわずか0.2㎜で真空になっています。
空気層が非常に小さく、ガラスの総厚みに影響しないので、今あるサッシに使え、なおかつ高断熱、高性能でリフォームに向いています。
“真空は熱を伝えない”
そんな科学的原理を活かし、世界初の真空テクノロジーを駆使して生まれたガラスが「真空ガラス」です。
熱の伝わり方には「伝導」「対流」「放射」の3形態があり、この3つをおさえればおさえるほど、高い断熱性を生み出し、心地よい暮らしが実現できます。真空ガラスは2枚のガラスの間に0.2mmの真空層をつくることで、熱の「伝導」と「対流」を防ぎ、「放射」は高断熱特殊金属膜で抑えています。
そのため冬は暖房負荷を軽減し、夏は日射熱を反射して、「冬は暖かく、夏は涼しい」環境をつくりだします。
また単板ガラス用サッシに装着できるという特徴も備えていますので、既存住宅の窓のリフォーム断熱化も可能です。
エネルギーを上手に活かし、快適な暮らしに役立つ真空ガラスは、地球環境保護(CO2削減)という視点からも、大きな貢献が期待されています。
真空はなぜ熱を伝えないのでしょうか?
熱は水や空気、金属などのモノとモノが接触して伝わるという性質を持っています。しかし真空は宇宙空間と同じ。水も空気もないため、熱が伝わらないのです。
実は私たちの身近なところにも、真空の力がたくさん活かされています。
例えば「魔法びん」。
熱いお湯が冷めないのも、冷たいジュースがぬるくならないのも、魔法びんの間にある真空のおかげなのです。
真空ガラスも真空の特性を活かし、断熱を実現しています。
◆◆真空ガラス「スペーシア」お勧めの理由◆◆
1 高断熱
通常の一枚単板の約4倍の断熱性能といわれています。
根拠は熱貫流率です。
熱貫流率というのは数値が小さい程、断熱性能
が高いということになります。
一枚ガラスの単板3㎜の熱貫流率は6.0w/(m2・k)
スペーシアで1.4w/(m2・k)
これがスペーシアが高断熱であるという根拠です。
2遮音効果
唯一カタログに遮音性能JIS等級T-2と記載されています。
実際、工事してきた経験的にも明らかに工事前と後で
外の音の聞こえ方が変わるのを見て来ました。
3リフォームに最適
近年はサッシもペアガラス仕様になっていますが、
昔のサッシはペアガラス仕様になっていません。
そこに断熱性能の高いガラスに変えようとすると
厚みの問題が出て来ます。
その点、スペーシアはサッシの種類を問いません。
今お使いのサッシと違和感なくお使い頂けると思います。
※ただし、見た目はスペーシア特有のガラス右上に銀色の
ボタン状の物体が付いていたり、スペーサー(よくみると見える
無数の点々)や、LOW-Eガラス使用による透明度が落ちるなど
はございます。